新小4松江塾ままブログ つんた母の毎日一喜一憂

保育園入れれば…小学生になれば…高学年になれば…いくつになっても心配ごとは減らない!

読解力とはこのことか?!と思ったこと

仰々しいタイトルですけど、たいしたことないです

 

「わたしは、あなたのおかあさんじゃないの」

 

という一文を読んで、どういう意味にとりましたか?

実は、二つの意味にとれます(もっとあるかも?)

 

1.私は、あなたのおかあさんでは無い

という、文章そのままの表現

「わたしは、あなたのおかあさんじゃないの」

 

2.私は、あなたのおかあさんである

という、全く反対の表現

「わたしは、あなたのおかあさんじゃないの」

 

是非、声に出して比べてみてください

 

 

先日、夜の絵本読みタイムで起こった出来事です

 

こすずめのぼうけん という絵本を読みました

 

飛び方を覚えたばかりの小雀が、調子に乗って遠くまで行って疲れてしまい、

鳥の巣をみつけては

「少し休ませてほしい」と頼むけれど

仲間(同じ種類)ではないからダメと断られ続け、

最後に、無事母スズメに合うことができ、自分の巣で休めた

めでたしめでたし

 

という話です

 

色々な鳥の巣がでてきて面白く

なおかつ小雀が礼儀正しく 絵もとてもかわいいです オススメ!

 

 

終盤で、断られ続けた小雀が、鳥のシルエット(正体は母雀)に向かって

「あなたは自分のなかまですか?」と問いかけたところに

 

件の

「わたしは、あなたのおかあさんじゃないの」

 

が出てきたのです

 

私は、鳥のシルエットが雀であることがわかっていて、

(初見でしたが)母スズメだと(なぜか)思っていたので

「わたしは、あなたのおかあさんじゃないの」

で読みました

 

ニュアンスでいうと

「何言ってるのよ~。私は、当然あなたのおかあさんよ!一体どうしたの?」

という感じでしょうか

母スズメは、子雀があちこちで断られ続けた経緯などしりませんからね

「何言っちゃってるのよ~」て感じに。

 

もちろん、ストーリー的にこの理解で合っていたのですが

 

お話を最後まで読み終わった後、子がこのページにもどって

 

「ここがね、お母さんが読んでいる間、自分で目で先を見ちゃったんだけど、

おかあさんじゃ、ない

て読んだから、おかあさんじゃ無いのかと思った」

 

というのです

 

目からウロコというか、とてもびっくりしました

確かに、字面だけ読むと、そのとおりなのです

 

子は、私の読みのイントネーションで「あ、おかあさんなのか!」と気づいたのだそうです

 

私自身、なぜ瞬間的に

「わたしは、あなたのおかあさんじゃないの」と読んだのか、わかりません

その判断を、いつしたんだろうか、と考えてしまいました(笑

 

音読って、大事なんだなと感じました

 

そした、まだまだ読み聞かせを続けようと 思い知らされた出来事でした