試験内容で、よく耳にする「お話の記憶」について
私は、これが嫌いでした(笑
今でも、好きになれません
理由は「お話がつまらない」から
過去問をやりすぎたのかもしれませんが
なんだかいろいろな動物が出てきて、誕生日やら運動会やらピクニックをして
誰が何色の服を着ていたとか、ケーキを作ってきたのは誰だとか
誰がかけっこで一等だったとか、転んでけがをしたのが誰とか
その季節はなんだとか、持って行ったクッキーがいくつ残ったとか、、
はぁ。そうですか。
って内容が多くて、正直毎回うんざりしていました(私が)
一ミリも 面白くもなんともない、ただの「お話の記憶」
起承転結が薄く、特にオチもなく、しかも結構長い。
3分から、長いものだと5分かかるものもザラ。
読むのが本当に苦痛でした(笑)
これを2問連続とか、過去問やってると出てくるんですが、子より私が苦痛。
それに、答えを間違えたとしても、教えようもないんですよね
「そこの部分を聞いてたか否か」なので
もう一回頭から読むのもしんどいですし
冒頭部分にサラっと季節を表す用語が出やすい、とか
数が出てきたら要注意、とか
ちょっとしたテクニックは確かにあるんですが、何せ、教えられるものでもないから
本当につらかったです(私が←しつこい)
そして、問題文は判で押したように似た感じのものが多くて(それもそうか。過去問だもの)
よくもまぁ、子は前の問題と混同しないなぁ、なんて思うぐらいでした
子がまた、回答用紙の絵とか無駄に記憶しちゃうもんだから、繰り返し練習もできず・・・
というかすごいな幼児の記憶能力。。結構 間あけてたはずなのに
それだったら、ちゃんと内容のある絵本のほうがよっぽどいいのになぁと、心から思っていました
せっかくの記憶能力、もっと別のところに活かせたかもしれない
しかしそれだと、お話を「知っていた」子どもが有利になってしまうから
こうした初見の問題を作らざるをえないのかなーというのはよくわかります
わかりますけど
設問で問われるところって、単なる色とか、持ち物とか、特に重要な部分でもなく。
何か、主人公の心情とか、物語の転換部とかなら納得いったかもしれませんが
そんな些少な部分、記憶して何になるんだろうか、と思ってしまい
お話の記憶問題過去問をやればやるほど、もやっとするものがありました
道順案内 ならいいと思うのですよ
パン屋の角を右に曲がって~とか
それならまだわかる 役に立つ
それにしても、お話の記憶問題って、学校ごとの違いがよくみられたような気がします
こんなの短い!簡単!これで何判断するの??という学校もあれば、
いわゆる難関では、本当に長い!項目多い!オチ無し!(笑
男女で内容が違う学校の場合、女子のお話は、男子のそれより長くて
帽子や洋服の柄など、細かな描写のものが多かったような気がします
先生の指示を、ちゃんと聞き取って覚えていられるか、これでみるのですかね?
どうも、わかりません
そんな中、とある小学校の過去問では
お話の記憶が、生き物の生態についての文章でした(図鑑に書いてあるような説明文)
問題文を読んでいて「へぇ~、ふぅ~ん。そうなんだぁ」と私が楽しく、
こういうのをもっと積極的に使えばいいのにと思いました
それでも、私があまりお話問題を嫌うと、子に伝染してしまうので
キツネさんとうさぎさんリスさんが一緒にピクニックに行ったりしたら食べられちゃって大惨事~
なんて、邪心を抱きながら問題文を読む母なのでした
普段の絵本読み聞かせの時は抑揚つけがちなので、
問題を読むときは、出来るだけ抑揚なく、電子音声になったつもりで読むことを心がけました
うっかり大事な部分を強調してしまわないように(笑
結局のところ、慣れ と 苦手意識をつけないところが大事なのかな と今は思います
でもそれって、よくよく考えたら お話問題に限らず、、、ですね(汗
私は今のうち、子にたくさんの「なんかソレ聞いたことあるな~」という種を蒔いておきたいと日々企んでいるので、あの膨大な「お話の記憶」の練習が、単なる一時記憶の鍛錬だったのかなと思うと
なんだか勿体なかったなと、思ってしまうのでありました
おしまい